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購買データの購入

購買データは有料と無料の2種類

そもそも小売店などのPOSデータは、レジなどで注文を取ったときに記録されるデータです。このデータは「購買データ」として売買されています。データを持っていないメーカーなどの他の企業が購入すれば、営業やマーケティングに活用できるのです。

購買データには外部の調査機関が提供している有料のものとインターネットで広く公開されているオープンデータがあり、オープンデータは無料で入手することができます。

データの違い

有料・無料のデータの大きな違いは、閲覧できるデータの範囲です。無料で公開されているデータはいつでも取得できますが、データの粒度が決まっているため、企業によっては手に入れたい分析結果とはそぐわない可能性があるでしょう。

一方、有料データは無料のデータよりも細かい分析を抽出できるようになっています。

購入データの方がより詳細に顧客情報を得られる

有料で購入したデータのほうが閲覧範囲が広く、売上動向やマーケティング分析に合わせてセグメントできるようになっています。

自社商品の顧客層について分析したい、業界全体を把握したいなど、営業やマーケティングに明確な目的があるのであれば、詳細な分析結果を得られる有料データのほうがおすすめです。

有料のデータを購入する場合の注意

購買データに限ったことではありませんが、データ分析を行う前には必ず目的を明確にしましょう。一見、自社に関係のありそうなデータをひと通り揃えてから考察することもできますが、その方法ですとデータの振り分けや精査に時間がかかってしまいます。

データを使って知りたい項目をリストアップして、必要なものを優先的に探すようにしてください。

目的に合ったデータが明確になったら、まずは自社ですでにデータがあるかを確認します。会社で保有していない必要なデータがあれば、まずは無料で公開されているオープンデータを確認し、取得できるものは無料で済ませましょう。その後、不足しているデータだけを有料で購入するようにしてください。

やみくもにデータを購入するのではなく、不要なコストをかけず、自社に適した分析ができるデータのみを有料で揃えるようにしましょう。

ヒット商品で売上拡大を目指す!
コンビニへ商品を卸す
NB食品メーカー

IDレシートBIツール
フェリカネットワークス
「IDレシートBIツール」公式サイト画面キャプチャ
引用元HP:「IDレシートBIツール」
公式サイト(https://receiptreward.jp/solution/)
おすすめの理由
  • 大手コンビニ3社(セブンイレブン/21,592店舗、ファミリーマート/16,259店舗、ローソン/14,643店舗)の顧客データを分析し、売れ筋商品や不人気商品を特定。人気商品の特徴を基に、新商品の開発や既存商品の改良を実施できる。
  • JANコードのない商品の分析ができるため、主要外食400チェーンのデータも網羅。それにより、消費者の嗜好とトレンドを取り入れた商品開発を検討できる

分析データの活用例を見る

商品改良や適切な売値で利益UP!
スーパーへ商品を卸す
PB食品メーカー

real shopper SM
ショッパーインサイト
「real shopper SM」公式サイト画面キャプチャ
引用元:「real shopper SM」
公式サイト(https://shopperinsight.co.jp/service/)
おすすめの理由
  • 複数のスーパーの生鮮食品や惣菜を含むID-POSデータを横断的に確認し、地域ごとに異なる消費者のニーズを把握。嗜好や購買パターンを理解し、商品改良につなげられる
  • 自社ブランドの値引き額、値引き率での売上変化や購入者の質を分析し、適切な価格を探索できる。それによって売上と利益を最大化。

分析データの活用例を見る

継続顧客の割合を増やす商品開発!
ドラッグストアへ商品を卸す
化粧品メーカー

SOO Dashboard
Segment of One & Only
「SOO Dashboard」公式サイト画面キャプチャ
引用元:SOO Dashboard
公式サイト(https://www.segone.jp/soo-dashboard)
おすすめの理由
  • 1,300店舗のドラッグストアの購買データから、ブランド構造分析でブランドの新規購入、継続購入、離反の割合を確認でき、継続顧客を増やすための戦略を立案できる。
  • ドラッグストアに特化したID-POSデータ分析。年齢、性別、購買頻度別の売上データから顧客セグメントごとの嗜好を把握できる。

分析データの活用例を見る

※セブンイレブンの店舗数(国内):2024年7月末時点
※ファミリーパートの店舗数(国内):2024年7月末時点
※ローソンの店舗数(国内):2024年2月末時点

レシートを活用した購買行動データ分析とは?