ライフの顧客購買行動データ(ID-POSデータ)の収集方法や分析のポイントなどをまとめました。
近畿地方・関東地方でスーパーマーケットを展開するライフでは、販売実績をベースとしたPOSデータの分析に力を入れてきたという特徴があります。
しかし、最近ではニーズが複雑化していることや店舗・取り扱う商品数の増加などによって迅速な対応が難しくなったことから、全社統合的なデータ分析基盤の整備を行っています。
また、ライフでは全社的なデジタル化の推進によって、顧客満足度・従業員満足度の向上を目指しています。
その中では、同社の強みとなっている独自のクラスター分析に基づくID-POSデータの活用によって、商品開発や顧客への新しいアプローチ手法の開発、既存システムの強化などを行っています。
このようにID-POSの分析によって顧客ニーズを掴むことで、商品開発や店舗における品揃え、レイアウトの変更などに活かしています。
ライフでは、ID-POSデータを活用した商品開発などを行うとともに、ID-POSデータの開示も行っています。
元々は2006年からPOSデータの開示を行っており、他の企業との連携を行ってきましたが、2015年から首都圏でのサービスを始めており、取引先の一部で活用されています。
また、上記のほかにも家計簿データなど第三者機関によって収集されたデータを活用する、という方法もありますので、活用を検討してみると良いでしょう。
家計簿アプリの
レシートデータを活用した
購買行動分析サービスを見る
第三者機関によって収集されたライフの顧客データを分析する場合には、専用ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。ツールの中には、全国各地のスーパーが持っているID-POSデータを独自マスタで統合し、異なるフォーマットを持つ複数チェーンのデータを集計・分析を行えるものもあります。
こうしたサービスを活用することで、消費者の購買行動への理解を深め、根拠のある商品企画・提案ができるようになります。