フェリカネットワークスが提供する顧客購買データ分析サービスについて調査しました。
フェリカネットワークスは、モバイルFeliCa技術を活かして人を軸にした購買行動の分析ができるツールを提供している企業です。
同社では多彩な業態や店舗における購買レシートを、人に紐付けた形で集計・分析する「IDレシートマーケティング」を展開しています。
購買行動データを用いることによって顧客の購買行動やニーズの変化を把握できる「IDレシートBIツール」を提供しています。
フェリカネットワークスでは消費者の購買レシートのデータを活用します。月間42枚×3万人のレシートデータから、商品の買われ方や顧客像などを簡単な操作で把握することができます。
人に紐づいたIDレシートデータを活用することで業態やチェーン、カテゴリーを横断した「買い回り分析」により、リアルな消費者の購買行動データ分析が可能になります。
IDレシートBIツールの大きな特徴として挙げられるのが3大コンビニの分析が可能という点です。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートを横断的に比較できるため、販促提案などに数字の裏付けを付加することができます。
200チェーン350万商品の独自レシートマスタを毎日更新、主要400チェーンをカバーしていることから必要なデータの分析がすぐに行えます。ツールにて得られるデータは商談での利用も可能なので、POSをもらえない流通対策としても有用なツールといえるでしょう。
さらに、常時直近13ヶ月分のデータが提供されていることに加えて、別途過去3年分以上のデータを保有していることから、例えば競合との違いを把握して自社の戦略に活かす、といった使い方もできます。
同ツールは使い勝手が良いという点も特徴のひとつ。わかりやすいUIが採用されていることから、簡単な操作で実践的なデータを手に入れられます。
お客様に愛される商品をつくり、取引先の小売店にも満足していただくために必要なのは、いかにペルソナを深掘りできるか。ペルソナを深化させるためには「商品がどこでどれくらい売れたか」というデータだけでは不十分です。
「誰がどこで何をいくらで購入したのか」「自社商品は他社のどんな商品と一緒に購入されているのか」「どんな店をはしごしているのか」など、消費者の購買行動を深掘りできるID-POSデータや消費者パネルデータを分析し、リアルなお客様像をつくり上げ、商品企画・提案に生かしましょう。
当メディア「購買データのチカラ」では、商品企画・提案に欠かせないデータ分析のポイントと、社内外のプレゼン資料に使える購買行動データ分析サービスを特集しています。
お客様に愛される商品をつくり、取引先の小売店にも満足していただくために必要なのは、いかにペルソナを深掘りできるか。ペルソナを深化させるためには「商品がどこでどれくらい売れたか」というデータだけでは不十分です。
「誰がどこで何をいくらで購入したのか」「自社商品は他社のどんな商品と一緒に購入されているのか」「どんな店をはしごしているのか」など、消費者の購買行動を深掘りできるID-POSデータや消費者パネルデータを分析し、リアルなお客様像をつくり上げ、商品企画・提案に生かしましょう。
当メディア「購買データのチカラ」では、商品企画・提案に欠かせないデータ分析のポイントと、社内外のプレゼン資料に使える購買行動データ分析サービスを特集しています。
こちらでは、IDレシートBIツールの導入事例をご紹介します。どのようなきっかけで導入し、どう情報を活用したのかといった点を見ていきましょう。
味の素冷凍食品株式会社
食品業界
JANがついていないお惣菜や「顧客が外食で何を食べているか」など、食品に関するマーケット分析ができていなかった
売上データの推移を見ながら、食べ物のトレンドなど食品市場全体を推測できると思ったため。またチェーンごとのカテゴリ比率が見られるレポートがあり、とても有益だと感じた。
外食やスーパーの総菜を提供しているフードサービスでは市場規模がどれくらいあるかという情報を今まで把握できていませんでした。しかし、本ツールを導入したことで特定のフードメニューが居酒屋で年間どのくらい提供されているか、それは他フードの何倍なのかなど、商品開発や販売戦略を考える上で不可欠な市場規模や消費の構成比データが分かるようになりました。
株式会社プレナス
持ち帰り弁当業界
店舗と販売量の多いコンビニの売れ筋商品は消費者のニーズがよく表れると考えています。ある時、コンビニ弁当の売れ筋商品を見ていて、ビビンバが毎年よく売れていることに注目しました。そこで一時は販売を中止していたビビンバ弁当ですが、ニーズがあると思い店内調理ができるほっともっとならコンビニよりも本格的で美味しい焼肉ビビンバ弁当が作れる!と気付きました。
実際に再販したところ売れ行きがとてもよかったため、その経験から今ではレシートデータはヒット商品のヒントが詰まっている貴重なデータだと考えています。
他の活用例では食品のトレンドを捉えるときに使っています。トレンドの波を捉える際にキーワードが見えてくれば、商品開発での発想が広がりやすくなり成功率も上がります。そのため、最近ではマーケ以上に開発担当者がデータの分析結果を見て商品開発をしていることが多いですね。
プレナスでのコンビニデータの活用例として利用者がコンビニで弁当購入後に買い足しているスイーツを分析し、ほっともっとならではの作り立てのスイーツを開発できないかと検討したことがありました。
その際、フェリカさんから頂いたデータ分析がとても役に立ちました。企画当初はスイーツを買う主なターゲットは女性のため、おしゃれなものがいいと考えていました。しかし分析結果から見えてきたのはスイーツでもガッツリ系で量も少し多くて甘めの味を利用者は求めているということでした。
IDレシートBIツールはファクトデータに基づいて開発した商品をテスト販売し、分析することでしっかり商品をブラッシュアップできる点がいいと考えています。
安曇野食品工房株式会社
食品業界
以前はコンビニのデータを活用していたが、自社商品カテゴリーのみなので、全体の中での位置づけなど自社が見たい数値が見られなかったり、取得できるデータに偏りが出てしまっていた。
コンビニの購買データを見たかったことが導入のきっかけでした。バイヤーに自社の商品を採用してもらうためには、根拠となるデータを使いながら提案する必要があります。店舗に来るお客様のリアルな購買行動が分かるデータのため、「レシートBIツール」の導入を決めました。
市場全体のトレンドを把握する際にコンビニ3大チェーンが網羅されているのはとても役に立ちますね。「レシートBIツール」を使うことで購買データをチェーンごとに見ることができるので、他社チェーンの売上傾向も頭に入れた提案が可能になります。
他のメリットとして大きいのが、自社商品カテゴリー以外のデータも取れる点です。そのデータをバイヤーへの提案書に記載することで、データに裏付けされた市況として提示することができました。
所在地 | 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー16F |
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電話番号 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
URL | https://www.felicanetworks.co.jp |
フェリカネットワークスの特徴は多彩な業態の購買レシートを、顧客に紐づけた形で分析できることです。
「IDレシートBIツール」を活用することで、業態や業界をまたいで横断的な購買行動データ分析ができる点も大きな強みになります。
同社のサービスを導入することで、信頼性のある分析結果から得られた消費者に選ばれる商品企画ができることでしょう。