伊藤忠商事が提供する顧客購買データ分析サービスについて調査しました。
伊藤忠商事は、言わずと知れた日本を代表する大手総合商社です。繊維、エネルギー、食料など幅広い分野において事業を展開しています。
そんな伊藤忠商事が提供しているのは、食に関する顧客購買データです。栄養成分や旨味、香りなどを数値化したモノデータに、ID-POSや市場動向、SNSの口コミといったヒトデータを組み合わせて、売れる商品企画のためのデータ活用を提案しています。
データ活用以外に、自社のグループ力を活かしたソリューション提案も、伊藤忠商事の強みの一つとなっています。
「味香り戦略研究所」が有する食分析技術や市場データを利用できる他、伊藤忠商事の小売り流通網を活用した販路拡大や原料の調達などの支援が可能。広告プロモーションや販促の立案から実行まで一気通貫して委託できるのも魅力です。
勘や経験だけに頼らない、データに基づく商品企画や開発を実現すべく誕生したのが「FOODATA(フーデータ)」です。
味や匂いといった品質データから消費者の購買データまで一気通貫で分析できるのが大きな特徴。必要な分析結果をスピーディーに得られることで、業務効率の向上に寄与します。
また、クライアントのニーズに合わせて機能をカスタマイズできるので、無駄な費用をかけずにシステム導入が可能です。
FOODATAは、データの種類が豊富なのも魅力の一つです。
約800万人分のID-POSデータに加え、市場調査データやSNSデータなどさまざまなデータを組み合わせて分析。市場状況や課題、消費者ニーズの把握を可能とします(2023年3月15日調査時点)。
この他にも、商品コンセプトの立案から商品設計、試作品の開発など各フェーズにおいて、FOODATAの分析機能が活躍。データに基づいた客観性のある判断・評価を行えます。
お客様に愛される商品をつくり、取引先の小売店にも満足していただくために必要なのは、いかにペルソナを深掘りできるか。ペルソナを深化させるためには「商品がどこでどれくらい売れたか」というデータだけでは不十分です。
「誰がどこで何をいくらで購入したのか」「自社商品は他社のどんな商品と一緒に購入されているのか」「どんな店をはしごしているのか」など、消費者の購買行動を深掘りできるID-POSデータや消費者パネルデータを分析し、リアルなお客様像をつくり上げ、商品企画・提案に生かしましょう。
当メディア「購買データのチカラ」では、商品企画・提案に欠かせないデータ分析のポイントと、社内外のプレゼン資料に使える購買行動データ分析サービスを特集しています。
お客様に愛される商品をつくり、取引先の小売店にも満足していただくために必要なのは、いかにペルソナを深掘りできるか。ペルソナを深化させるためには「商品がどこでどれくらい売れたか」というデータだけでは不十分です。
「誰がどこで何をいくらで購入したのか」「自社商品は他社のどんな商品と一緒に購入されているのか」「どんな店をはしごしているのか」など、消費者の購買行動を深掘りできるID-POSデータや消費者パネルデータを分析し、リアルなお客様像をつくり上げ、商品企画・提案に生かしましょう。
当メディア「購買データのチカラ」では、商品企画・提案に欠かせないデータ分析のポイントと、社内外のプレゼン資料に使える購買行動データ分析サービスを特集しています。
単品単位での分析に加え、商品群単位で購入重視点や不満足点を分析できる機能が搭載されています。性別、年代別、購入頻度別、職業別など、目的に応じて分析できます。たとえば、ヨーグルトのプレーン味の主要購入者の購入重視点を表示すると、男性より女性の方が顕著に高くなるのが「容量」「メーカー・ブランド」だとうことが分かります。男性に注目すると、20代と60代が同じような傾向を示すことが分かりました。
単品や商品群のトライアル・リピート率を分析できます。売上規模も同時に把握することが可能です。各商品の強さや立ち位置を確認できます。冷凍食品における30代・40代女性を分析すると、「スパゲッティ×軽食用」「炒飯×軽食用」「唐揚げ×惣菜用」がトライアル率・リピート率・金額PI値共に高いことが分かりました。リピート率に着目すると、お弁当用の唐揚げやスパゲッティを抑えて、「調理野菜×お弁当」が全分類の中で2番目に高くなるという特徴が示されました。
味覚データのレーダーチャートを重ねて表示して、比較分析することが可能です。自社商品と競合商品、現行品とリニューアル品、試作品とベンチマーク品など、特定の数商品を比較できます。紅茶のカフェインレス主要3商品について、味覚データの違いを表示すると、下部の表では味わいの違いを、右上部のMAPではカテゴリ内での各商品の味わい位置づけを把握できます。アッサム系の重厚な茶葉感が強い商品は、ミルクとの相性が良いとの訴求につなげられます。
2023年6月時点で確認できませんでした。
商品が取引先でどれくらい売れているのかを定量的に把握することが難しいことが課題でした。「今週何万個売れた」は把握できても、「競合商品を含めたカテゴリ全体の中で何番目に売れている」という詳細までは把握できないこともあります。商品改良にあたり、「今このポジションにいるからこの部分を改良しよう」という具体的な施策を考えるデータが必要だと考えていました。
FOODATAを導入したところ、商品カテゴリの幅が広く、データが豊富で網羅性が高かったため、新しい商品企画を行う際に役に立ってくれました。「全国3万人のレシートデータ」「味覚分析による味のレーダーチャート」など、商品開発の際に参考にしやすい様々な機能があります。併売データの分析では、野菜ジュースを単体で購入する人は少ないことが分かったため、野菜ジュースに合う食べ物の組み合わせをパッケージ側面に掲載するといった施策が実現しました。
サポート体制の手厚さも魅力。レスポンスが早く、丁寧なサポートを受けられます。オンラインの操作説明会もあり、使い方をイメージしやすかったです。使い方をサポートしてもらえたおかげで、活用できるようになりました。
POSデータやID-POSデータ、ID付きレシートデータ、消費者パネルデータを活用したマーケティングの成功事例を紹介しているページもご参照ください。
成功事例に学ぶ!
POS&ID-POS分析の活用方法
をもっと見る
所在地 | 東京都港区北青山2-5-1 |
---|---|
電話番号 | (本社)03-3497-2121 |
URL | https://www.foodata.jp/ |
約800万人分のID-POSデータやSNSなど豊富なデータを活用できるのが伊藤忠商事の顧客購買データ分析の強みです。
伊藤忠商事に蓄積されている豊富なデータセットを活かすことにより、勘や経験ではなくデータに基づいた商品開発のサポートをしてくれることでしょう。