ウエルシアの顧客購買行動データ(ID-POSデータ)の収集方法や分析のポイントなどをまとめました。
2021-2024年のドラッグストア業界における売上首位を誇るウエルシアでは、買い物をしたT会員のデータをもとにして、「いつ、誰が、どの商品を購入したのか」といった購買情報を保有しています。
同店では、来店頻度が高い顧客(ロイヤルカスタマー)は今後も継続して利用してもらえるように、またあまり利用頻度が高くない顧客についてはもっと利用してもらえるように、購買情報を分析してさまざまな取り組みにつなげています。
さらに、購買情報からは来店頻度が高い顧客が定期的に購入する商品も把握可能であり、その商品は継続的に仕入れるといった取り組みも可能になります。
ウエルシアでは、データに基づき上記のような取り組みを行うにあたって「ウエルシアメンバー」と呼ばれる独自の会員制度をスタートしています。
ウエルシアでは、顧客の動向を分析できるデータ分析サービス「DB WATCH」を提供して、各メーカーがウエルシアにおける売上増加を目指せるように、売り場づくり・商品の提案を行っています。
データ分析においては、T会員データをもとに購買状況や購買者の属性などを分析できます。具体的には、商品ランキングや時系列分析、特定商品の性年代別の購入実績の抽出、併売分析、RFM分析など幅広い分析を行えます。
さらに、データ分析サービス「DB WATCH」を契約している場合、定期的に行われている「ウエルシアリテールソリューション主催セミナー」への参加が可能です。こちらのセミナーでは、分析や施策について相談ができます。
上記の他、家計簿アプリなどをはじめとした第三者によって収集されているデータを活用するといった方法も考えられます。
家計簿アプリの
レシートデータを活用した
購買行動分析サービスを見る
第三者機関が収集したウエルシアの顧客データを分析したいと考える場合には、全国のドラッグストアの購買データを統合・比較分析を行えるツールの使用がおすすめです。
こうしたサービスを活用することで、消費者の購買行動への理解を深め、根拠のある商品企画・提案ができるようになります。