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お菓子のデータ分析

どんな分析手法がある?

トレンド分析

トレンド分析は特定の時期や季節を設定して、それぞれの商品に関する販売傾向や商品ごとの売上の差などを比較分析するデータ分析の手法です。

お菓子には通年で一定の品質を保っているものから、チョコレートのように夏の時期には溶けやすいようなものもあり、それぞれの特性や販売傾向を分析する上でトレンド分析や効果を発揮します。

バスケット分析

バスケット分析とは、買い物かご(バスケット)の中身を個々の消費者ごとに分類して、客層ごとの購入商品や、同時に購入している商品の情報を多角的に検討していくデータ分析手法です。

コンビニでのお菓子の販売データにバスケット分析を導入することで、商品陳列のデザイニングや仕入れ量などを検討することもできます。

お菓子の種類

スナック菓子

油で揚げた野菜のチップスやスティックといったスナック菓子は定番のお菓子であり、人気商品として知られたジャンルでもあります。コンビニには複数のサイズや種類のスナック菓子が販売されていて、味やメーカー、季節によっても色々と販売戦略が練られています。

またコンビニではお酒のおつまみとして人気のスナック菓子などもあります。

チョコレート

コンビニで売られているお菓子の中でもチョコレートは幅広い客層で人気のジャンルです。チョコレート菓子には板チョコのようにチョコレートそのものを楽しめるものから、チョコレートを使って加工されているお菓子まで色々な種類があり、また冬季限定といった季節商品も販売されています。

反面、チョコレートは温度管理の難しい食品である点には注意が必要です。

クッキー・ビスケット

油でフライ調理されているチップス系のスナック菓子でなく、クッキーやビスケットといったベイクドタイプのお菓子も定番の商品です。

油分を抑えられているクッキーやビスケットは、素材についても健康志向の人へアプローチするような原料が使われていることもあります。またまたプレーンタイプのビスケットやクラッカーはお菓子としてだけでなくおつまみとしても人気があります。

キャンディ類

飴やソフトキャンディなどのキャンディ類もコンビニで購入されやすいお菓子の一種です。大人から子供まで幅広い層に人気のキャンディ類は、さらに人気のアニメや漫画などとコラボレーションしてパッケージデザインが工夫されているものもあり、消費者の目に付きやすく人気があります。

またシュガーレスタイプの飴やのど飴といった商品を購入する人もいるでしょう。

お菓子の市場動向

お菓子はコンビニやドラッグストア、スーパー、さらには全国各地のお土産ショップや公共交通機関など様々な場所で販売されており、あらゆる人が日常的に目にしやすい食品の1つとなっています。

一方、物価の高騰や実質賃金の低下といった社会的事情により、食費の負担も高まっていて、さらにコロナ禍によって変化したライフスタイルの影響もあり、お菓子に対する消費者のニーズが全国的に懸念されていました。

そのような事情を受けて全日本菓子協会では令和5年度末に、令和4年におけるお菓子の生産量や金額などについてコメントを発表しており、多くの食品メーカーやお菓子メーカーでお菓子の価格の値上げを避けられなかった現状について説明するとともに、商品ジャンル別のお菓子の需要について言及しています。

コメントによるとチョコレートやスナック菓子、ビスケット、飴は生産金額や小売金額で前年を上回ったものの、チューインガムや米菓は売上が低下したそうです。

※参照元:【PDF】全日本菓子協会(令和5年3月31日)「令和4年菓子の生産数量・生産金額等(推定)に係るコメント」(https://anka-kashi.com/images/statistics/r04.pdf

販売場所・シーンによるニーズの違い

コンビニ

コンビニでは人気のお菓子や定番商品が販売されていて、お菓子単体で購入する人はもちろん、清涼飲料水やアルコール飲料などと合わせて購入する人が少なくありません。また一部のお菓子は晩酌時のおつまみなどを想定して販売されていて、そのような商品については他のお菓子とは異なりアルコール飲料の前に陳列するといった工夫がされています。

スーパー

スーパーはお菓子の購入場所として定番です。特にスーパーでは家族連れの顧客が子供や家族のためにお菓子を購入したり、複数のお菓子をまとめ買いしたりする光景も見られます。

全体的にコンビニよりもスーパーの方が低価格でお菓子を販売しており、大量購入を考える人はスーパーを選ぶことも多くなるでしょう。

ドラッグストア

スーパーと同様にドラッグストアでもお菓子が販売されており、種類は店舗の規模によって変わるものの、全体的に価格帯はコンビニよりも低価格帯に設定されています。

日用品や医薬品の購入のついでにお菓子を購入したい人だけでなく、タンパク質やビタミンを含有したお菓子など、健康食品感覚でお菓子を購入する人もいます。

通販・サブスク

定期的に大量のお菓子をサブスク形式でまとめ買いしたり、地方限定のお菓子や特別なキャンペーンを行っているお菓子を購入したりしたい場合、ネット通販を利用する人は少なくありません。またお菓子の中には通販限定で販売されているものもあり、海外製のお菓子や輸入食品を扱うECサイトで購入している人もいます。

データ分析の活用事例

大手お菓子メーカー

大手お菓子メーカーでは定番の売り場と定番外売り場といった複数箇所へ同時に陳列されているお菓子について、最も消費者へアプローチできる売り場や販促物などを検討するため、消費者の購買行動データを収集して比較するデータ分析をおこなっています。

また調査によって子供が手に取ったお菓子を親へ渡すといったケースも確認され、そのデータが新しい什器開発に役立ちました。

※参照元:GOURICA|購買行動データから売上に直結する販促什器の開発を実現(https://gourica.co.jp/service/goinsight/goinsight-case/gi-202202-02/

ヒット商品で売上拡大を目指す!
コンビニへ商品を卸す
NB食品メーカー

IDレシートBIツール
フェリカネットワークス
「IDレシートBIツール」公式サイト画面キャプチャ
引用元HP:「IDレシートBIツール」
公式サイト(https://receiptreward.jp/solution/)
おすすめの理由
  • 大手コンビニ3社(セブンイレブン/21,592店舗、ファミリーマート/16,259店舗、ローソン/14,643店舗)の顧客データを分析し、売れ筋商品や不人気商品を特定。人気商品の特徴を基に、新商品の開発や既存商品の改良を実施できる。
  • JANコードのない商品の分析ができるため、主要外食400チェーンのデータも網羅。それにより、消費者の嗜好とトレンドを取り入れた商品開発を検討できる

分析データの活用例を見る

商品改良や適切な売値で利益UP!
スーパーへ商品を卸す
PB食品メーカー

real shopper SM
ショッパーインサイト
「real shopper SM」公式サイト画面キャプチャ
引用元:「real shopper SM」
公式サイト(https://shopperinsight.co.jp/service/)
おすすめの理由
  • 複数のスーパーの生鮮食品や惣菜を含むID-POSデータを横断的に確認し、地域ごとに異なる消費者のニーズを把握。嗜好や購買パターンを理解し、商品改良につなげられる
  • 自社ブランドの値引き額、値引き率での売上変化や購入者の質を分析し、適切な価格を探索できる。それによって売上と利益を最大化。

分析データの活用例を見る

継続顧客の割合を増やす商品開発!
ドラッグストアへ商品を卸す
化粧品メーカー

SOO Dashboard
Segment of One & Only
「SOO Dashboard」公式サイト画面キャプチャ
引用元:SOO Dashboard
公式サイト(https://www.segone.jp/soo-dashboard)
おすすめの理由
  • 1,300店舗のドラッグストアの購買データから、ブランド構造分析でブランドの新規購入、継続購入、離反の割合を確認でき、継続顧客を増やすための戦略を立案できる。
  • ドラッグストアに特化したID-POSデータ分析。年齢、性別、購買頻度別の売上データから顧客セグメントごとの嗜好を把握できる。

分析データの活用例を見る

※セブンイレブンの店舗数(国内):2024年7月末時点
※ファミリーパートの店舗数(国内):2024年7月末時点
※ローソンの店舗数(国内):2024年2月末時点

レシートを活用した購買行動データ分析とは?